今回は、よくある質問ページを最適化するための秘訣をご紹介します。SEOの観点からも、ユーザーによる使い勝手という観点からも、とても大事なお話です。
これは特に、サイトで商品やサービスを販売している場合には必須の施策です。
1. 大前提:「よくある質問」ページとは?
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そもそも「よくある質問」ページとは何なのか、というお話からです。知っている人は、この章はスキップしてしまってかまいません。
「よくある質問」ページは、あなたのサイトに関連して頻繁に尋ねられる疑問とそれに対する回答をリスト形式で掲載したページです。「発送にかかる日数は?」、「オーガニックへのこだわりトは?」といった商品ベースのものから、「サイト主の運営方針とは?」というパーソナルなものまで、色々考えられます。
これを作成することで、サイト訪問者からの(無駄な)お問い合わせを減らすことができます。すぐに答えられるようなお問い合わせが殺到している場合には、明らかに「よくある質問」ページが存在しないか、分かりづらいということです。そのような場合には、すぐに手を打つことをおすすめします。
2. 質問と回答は簡潔にする

それぞれの質問に対する回答は短くするのが鉄則です。2〜3段落が適切です。それ以上になると長すぎて分かりづらくなります。それでも収まらない場合は、次のいずれかを検討してみましょう。
文章が長い場合には
あまりにも長くなりそうであれば、個別の説明ページを作成して、そこへのリンクを貼る(詳細はこちらのページでご紹介しています…というように)ようにしましょう。
視覚的な情報
動画は長いことをコンパクトなスペースで説明するのに便利です。特に、パソコンの画面の操作など、視覚的な情報が重要視されるテーマであるときに強さを発揮します。動画については、次の項目でもう少し詳しくご紹介します。
3. 質問への回答に動画を活用する

質問への回答のために動画を作成するのは非常に賢いやり方です。動画をYouTubeにアップロードすることで、そこからのトラフィックの流入も見込めます。
YouTubeかそれ以外か
ただし、どのプラットフォームに動画をアップロードするのかについては、色々な考え方があります。例えば、もし、トラフィックを重要視しないのであれば、Vimeoなどを使うことをおすすめします。というのも、YouTubeでは、あなたの動画のあとに、どうしても、関係のない別の人の動画が候補として表示されてしまうからです。
サイトにとどまって、あなたの指定した動画だけを見て欲しい…という場合には、YouTubeは得策ではありません。外からの流入がありつつも、その後の、外への離散の可能性もあるので、諸刃の剣状態です。
動画は思いのほか楽に作れる
動画によるマーケティングはハードルが高いと感じている人でもご安心を。高額なソフトウェアやサービスに費用を投じなくてもお手頃な価格で動画を作成できるツールはいくらでもあります。例えば、Renderforest(日本語あり)、Moovly、Powtoonなど。
回答を簡潔にする方法には他にも次のようなものがあります。
他にもこんな技が使える
4. 構造化データで「よくある質問」をマークアップする

Googleは簡潔な回答を好む傾向にあります。実際に、構造化データで「よくある質問」をマークアップすることで、Googleによるこれの検索結果ページ(SERP)での表示を後押しすることができます。
WordPressならプラグインが便利
WordPressであれば、「よくある質問」を構造化データでマークアップするためのプラグインがありますので、それをインストールするだけでOKです。あれこれと自力で設定をする必要はありません。
例えば、グーテンベルクブロックを使っているのであれば、Ultimate Blocksというプラグインが便利です。ブロックからそのまま、「よくある質問」構造化データ(FAQ Schema)が作成できます。
構造化データについて、もう少しだけ詳しくご紹介します。これは、コンテンツがどのような性質を持つものかをGoogleに伝えるための目印だとお考えください。「よくある質問」専用の構造化データがあり、それを適用する(マークアップする)ことで、Googleに対して「ここに、よくある質問を掲載していますよ」と伝えることができます。
5. マークアップした回答内にリンクも入れる

回答内に内部リンクを含めた場合も、検索結果に表示されます。オーガニック検索結果により多くのリンクが表示されることになるので、非常に効果的です。
一つ一つのFAQが売り上げへの一歩
訪問者がサイト内を動き回る中で、「よくある質問」ページも閲覧することを考えると、一つ一つの回答がセールスファネル(sales funnel = 売り上げにつながるまでの選別作業のようなもの)の重要なステップになり得ます。顧客のサイト内の回遊を妨げないためには、内部リンクを挿入することが鍵となります。
6. 内部リンクはユーザーの意図を反映したものにする
ちなみに、内部リンクはSEOの観点のみで考えてはいけません(確かにSEOと言う意味で、一般的には有効ですが)。ここでは、キーワードを最適化したリンクの設定はそこまで重要ではありません。むしろ重要なのは、ユーザーの意図を考えることです。
疑問の裏にはどんな意図があるのか
特定の質問を調べた後に、その人はどのような行動をとる可能性が高いでしょうか?
配送料に関する質問を調べている場合、購入間近まできていて、最終的な金額を知りたがっているかもしれません。それならば、提携先の配送業者の優秀さを強調した上で、カートへ直接誘導して、スムーズな支払いを促すことができるでしょう。
商品到着までの期間を知りたがっているサイト訪問者向けには(その場合には、すでに購入を終えている可能性が高いという推測のもと)配送に関する情報が掲載されたページへリンクを貼るのが理にかなっています。
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