ビジネスを始めたばかりの個人が「人間味でお客さんを獲得」する3つの方法

 

ビジネスを始めたばかりの個人が「人間味でお客さんを獲得」する3つの方法

 

今回のテーマは、ビジネスを始めたばかりの個人が、早い段階で、どのようにお客さんを増やすのかです。ここでの「個人」とは、フリーランスで仕事をする人、個人事業主、小さない会社の経営者を想定しています。

 

そして、注目したいのは人間味

 

ですので、今回は、Facebookで広告を出したり、SEO(検索エンジン最適化)でオーガニック検索からの流入(Googleなどから検索でやってくるお客さん)を増やすといった話は、一切ナシです。

 

いわゆるIT系が苦手でも大丈夫

SEO?ウェブサイト運営?マーケティング?なにそれ美味しいの?…という人でも真似できる手法をご紹介します。人と人が関わり合い、協力して、価値を提供する…という部分が非常に大事になります。もちろん、最低限のパソコンの使い方などは、わかっていた方が便利です。

 

1. 無料でやってあげる

 

ビジネスを始めたばかりの個人が「人間味でお客さんを獲得」する3つの方法

 

まずは、無料プレゼントです。ビジネスが成長してからでもいいのですが、ビジネスを立ち上げて最初の段階で活用するのが効果的です。というのも、ビジネスを始めたばかりの段階では、お客さんからのレビューもないですし、業界でのブランドも確立していません。

 

ですので、無料で何かをプレゼントすると言う行為が、見込み顧客にアプローチするための大きな武器になります。

 

人間は、無料に弱い生き物

 

人間は「無料」と言う言葉に強く惹かれます。1円と0円の違いは計り知れません。というのも、無料であることによって、人間はリスクが何も介在しないものと感じるのです。だからこそ「試しにやってみよう、利用してみよう」という気持ちになります。そこで素晴らしい商品やサービスを提示することができれば、その後の商品やサービスの販売につなげることが、大いに可能です。

 

負い目も少しだけ感じさせる

 

さらに「無料で何かをしてもらった、提供してもらった」というお客さん側の感情も、その後のセールスにおいて、大きな意味を持ちます。ある種の負い目やありがたさを感じているので、その後、「ちょっとだったらお金を払ってあげてもいいかな」という、心理も生まれやすいものです。

 

実際に無料で何かを提供する際に、どのような媒体や手法を使うのかについてですが、その一つであるビデオコンテンツについては、3つ目の項目の部分でご紹介したいと思います。

 

フリーランスサイトでの無料サービス

 

ここでは、もっとシンプルな例を挙げておきます。例えば、あなたがフリーランスのデータアナリストとして活動しているとして、フリーランスサイトに「無料でお試し受付中」などの文言を記載するだけで、大きな違いになります。

 

自らのサイトを持っていて、そこでコンサルティングサービスを宣伝している場合にも同じです。「まずは、ゼロ円で、〇〇をいたします。その結果、気に入った場合だけ、ご検討ください」でもいいでしょう。このような無料サービスを提示することで、「それだけ、サービスや商品の質に自信があるのだ」という印象も与えられます。

 

2. 共通項のある他の販売者と協力する

 

ビジネスを始めたばかりの個人が「人間味でお客さんを獲得」する3つの方法

 

続いては、他の人と協力する、というアイデアです。まずはあなたの販売している商品やサービスに、少しだけ関連していると思われる、他の販売者を探します。完全に同じものを売っているのは避けましょう。それでは、ただの競合になってしまいます。

 

快眠コンサルタントの例

 

例えばこのようなパターンが考えられます。あなたは睡眠を改善するためのコンサルタントとして仕事をしています。フリーランスでも、自分の会社としてサービスを提供している場合でも問題ありません。その場合に例えば、安眠枕を販売している販売者に連絡を取ることができます。そして、このように言うのです。

 

私の提供している快眠セッションで、あなたの販売している安眠枕を紹介したいと思うのですが、いかがでしょうか?

 

このようにして、お互いの利益を高めるように、賢くパートナーを見つけることができます。

 

相手にも同じように紹介してもらう

 

もちろんあなたが一方的に相手の商品やサービスを宣伝するだけではありません。相手の販売者からは、先の例の場合では、安眠枕の購入者に対して、コンサルティングを紹介してもらうようにすることもできます。

 

コミッションをもらうパターンもあり

 

または一方的に、あなたの紹介によって売り上げが発生するたびに、その利益の一部を報酬としてもらうと言う、パートナーシップを結ぶことも考えられるでしょう。これはいわゆるアフィリエイトビジネスになりますが、一対一の対話から、特別にこのような関係を結ぶこともできます。

 

提携交渉が面倒な人にはASP

 

このようなやり取りが面倒であれば、ASP(A8.netなど)と言われる、アフィリエイトの選択肢をまとめているサービスもありますので、それに登録して利用することもできます。ただし、あなたのビジネスが特殊なものであり、他の販売者とうまく手を組むことができると思われる場合には、既存のアフィリエイトパートナーシップに登録するのではなく、直接その会社や販売者に問い合わせをして、特別な協力関係を結ぶ方が有利になることが予想されます。

 

3. YouTubeを利用して潜在顧客との接点を作る

 

ビジネスを始めたばかりの個人が「人間味でお客さんを獲得」する3つの方法

 

続いては、一番最初の項目の「無料で何かをしてあげる」という話の具体例として、掘り下げてご紹介します。その方法が、YouTubeを使ったものです。

 

宣伝っぽくなるのはNG

 

ビデオ利用することのメリットは、画像や文章では伝えづらい説明をわかりやすく無料で公開できることです。無料だからといって質を落とす必要はありません(むしろ、落としてはいけません!)。さらにもちろん、無料だからといって、広告や宣伝のビデオにしてしまうのもNGです。

 

あなたのビジネスに関する、視聴者が役に立つと思えるコンテンツを無料で公開しましょう。そのコンテンツを気に入った人が、先程の説明と同じように、ときには、借りがあるような気分になり、あなたの販売している商品やサービスの購入に踏み切りやすくなります。

 

信頼してもらうことが全て

 

どんなお客さんであっても、評判のわからない、どのような人かもわからない、そんな販売者からは何も購入したくないものです。YouTubeで無料の質の高いコンテンツを公開することで、あなたに対する信頼を、無限に(公開している限り自動で)作ることもできます。また、そのトピックに関する詳しい情報を提供することで、あなたが、ただの素人ではなく、その業界に精通している人物なのだと、知らしめることができます。

 

このようにYouTubeのコンテンツを使って、潜在顧客にアプローチする際に大事なのは…繰り返しになりますが、いかにも宣伝というコンテンツにならないようにすること。大事なのは無料で質の高い情報をお届けすることです。これを行わないで、先走り、セールス口調になったりすると、この戦略で1番大事な「人間味の部分」が伝わらなくなり、結局は、誰も満足できない中途半端なコンテンツになってしまいます。

 

ビデオコンテンツと相性のいい業界

 

ビデオコンテンツを公開することについて、それと相性のいい分野や業界があります。まずはできるだけ、BtoCであること。つまりあなたのお客さんが、一般の消費者であること。

 

ビジネス向けのコンテンツであれば、それのために戦略を立てて、もちろんYouTubeで公開することはできますが、そもそもYouTubeでビデオコンテンツを見る人はほとんどが、一般消費者(娯楽や一般的な情報収集目的)です。

 

コンサルティング系が相性抜群

 

この戦略と相性がいいのは、コンサルティング系のお仕事です。物事を説明したりアドバイスを提供したり、相談に乗ったり、というタイプのビジネスであれば、説明系の動画からスムーズに、あなたの販売したいものを、自然に紹介することができます。しかしながら、物品の販売に問題があるかというと、決してそんなことはありません。

 

商品に物語を付加できる

 

手作りの商品を販売している場合には、その商品を作る過程をビデオで撮影して、公開することができます。それを見た人に真似されるのでは、と思う人もいるかもしれませんが、そもそもビジネスを始めた段階で誰も注目してくれないのであれば、先にそのような工程も公開してしまうことによって、業界での尊敬に値する地位を確立してしまう方が効果的でしょう。さらに、ただ商品を販売するだけでなく、その裏にあるストーリーや思いまで共有することができるので、結果的に、その商品の価値を引き上げることにもつながります。

 

さいごに

 

今回は、出来るだけ(というより一切)専門的な技術系の知識を使わないで住む、人間味を大事にした3つの集客手法をご紹介しました。それぞれについての補足を加えておきます。

  1. 無料でプレゼントする=媒体は何でも構いませんが、相手に対して「え?無料で、こんな素敵な情報をもらっちゃっていいの?こんなサービスがもらえるの?」と驚かれるくらいのことをするのが鉄則です。
  2. 他の販売者と協力する=他の販売者にアプローチする際には、メールでも、SNSアカウントでも何でもかまいません。普段からインスタグラムなどのSNSを頻繁に使っていると思われる相手であれば、そこから直接、気軽に話しかけてみても、問題ありません。アカウントの説明欄に「お仕事については、こちらのメールまで」などの記載があれば、メールから、マナーを守って連絡しましょう。
  3. YouTubeでコンテンツを公開する=顔出しについてですが、コンサルタントなどの「人」や「スキル」がベースであるビジネスであれば、顔出しは必須でしょう。これを行うだけで、相手(潜在的なお客さん)の不安を和らげることができます。最近では、単なる「モノ」や「サービス」の価値が平準化しているので、「誰」が提供しているのか、というパーソナルな部分を強調することができると、非常に効果的です。

 


[mc4wp_form id="8512"]

世界X周生活アカデミー

そもそも世界X周とは?

【世界X周生活】海外旅行を仕事にする旅人

準備編

実践編

 

ビジネスを始めたばかりの個人が「人間味でお客さんを獲得」する3つの方法