【3つの柱】コロナ禍だからこそ考える…「旅人はどれだけ収益源を分散すべきか」

 

旅人はどれだけ収益源を分散すべきか

 

旅人として、世界X周生活をしています。自分で考えて、収益源を作らなければならない日々です。誰も、お仕事を割り振ってくれませんし、誰にもすがることはできません。

 

そんな日々を過ごしているおかげで、収益源をどれくらい分散すべきなのか、というテーマについては、よく考えることがあります。私なりの、経験に基づいたアプローチをご紹介します。

 

1. 収益源分散は大事な考え

 

旅人はどれだけ収益源を分散すべきか

 

まずは、収益源の分散、という言葉について。たいそうな言い方をしていますが、難しいことはありません。お金を稼げる手段が、いくつかあるかです。

 

投資で言うところのポートフォリオの分散

 

投資の世界であれば、ポートフォリオを分散する、という考え方が近いと思います。ここで大事なのは、リスクをできるだけ下げること。一つの株式に全てのお金を投じると、それが失敗した時に、全部がパーになってしまいます。だからこそ、投資業界では、分散して「一つダメでも、もう一つがある」状態を作るのが基本です。

 

よく、この状況を例えるために、卵とカゴが使われます。卵を全て一つのカゴに入れると、それが落ちた時に、全ての卵が割れてしまいます。でも、複数のカゴに分ければ、そのリスクを下げられます。

 

旅人にも大事な発想

 

この考え方は、旅人にとっても非常に大事です。なぜならば(会社を所有している人もいるかと思いますが)ほとんどの場合は、大きな企業や組織といった守りを受けずに、生活するから。

 

いつ、どんなタイミングで、突風が吹いて、大事な収益源がなくなってしまうかわかりません。ですので、基本的には、収益源を分散しようとする考え方は、素晴らしいことです。

 

しかし、注意点もあります。私がハマってしまったものです。ご紹介します。

 

2.目移りになるのだけは避けたい

 

旅人はどれだけ収益源を分散すべきか

 

収益源を分散するのはいいことですが、これと「目移りして、何も本格的に進まないこと」を混同しないように、注意しましょう。私は、これを嫌というほど経験しました。

 

移り気の危険性

 

これは、「コツコツ、ちゃんとやる系の人」よりも「アイデアで、大きな決断をする系の人」にありがちな落とし穴です。一つアイデアが浮かんでそれに挑戦して、中途半端なところで、別のアイデアに気持ちが移って…。

 

ですので「旅人して、ちゃんと、収益源をいくつか持っておいた方がいいかな」と心配になったら、まずは、自問自答してください。この段階で、すでに、ある分野で日々の生活をするのに十分な収益が確保できていますか?

 

もし、そうでないなら(例えば、月ごとに収益に開きがありすぎて、貯金を切り崩す月があるなど)、まずは、その一つの分野での収益アップと地位の確立(ブランディング)に集中することをお勧めします。

 

一番怖いのは「この分野で何かあったら」という心配を言い訳にして、次々に、中途半端な事業や仕事を掛け持ちすることです。中途半端は、私たちが気づかないところに潜んでいます。気をつけましょう。

 

3. 収益源分散の際には離れすぎないこと

 

旅人はどれだけ収益源を分散すべきか

 

ここまでを踏まえて、収益源の分散に取り組むと決めたとします。次は何を考えるべきでしょうか?「分散」というと、「今の自分の分野とは全く違うものに挑戦しないといけない」と思い込む人がたくさんいます。これは、シンプルに勿体無いことです。

 

せっかく、一つの分野で、日々の生活費が十分に稼げるようになったのですから、そこでの経験やノウハウを、活用しましょう。ここで私が提唱するのが、「得意の分野から離れすぎないで、収益源を分散する」ことです。

 

例えば、今の収益源が、似顔絵のイラストを描く、というフリーランスの仕事であれば、そのスキルを活かしたまま、企業のサイトで利用してもらえるインフォグラフィック(infographic)の作成もできます。

 

一貫して腕を磨ける

 

このような、本来の分野や特技、スキルからあまり離れていないところで、分散してみるのがおすすめです。

 

これをすることで、あなたの軸である、絵を描くというスキルの向上に、どちらの仕事も貢献します。軸がぶれずに進むことができます。

 

業績を見せられるかどうか

 

また、完全に新しい分野だと、仕事の業績や成果を示すことができないので、新しいお客さんを見つけるのが難しくなります。「今までこんなことをしてきました」という、見せられるものがあると、便利です。

 

追加で売り込むこともできる

 

さらに話を進めると…似た分野での分散では、分散によるリスク減少だけでなく、特定のお客さんに、別の商品やサービスを売り込むことまで、できてしまいます。

 

これを、専門用語でアップセル(upsell)と言います。例えば、似顔絵を販売しつつ、それを買ってくれた人には、追加料金でSNSアカウント用のアイコンもさしあげます、といったことができます。分散をしつつ、アップセルのチャンスにもなるので、二重でお得ですね。

 

似た分野で収益源を分散する、というパターンのヒントを以下に羅列しておきますので、ご参考にどうぞ。

 

収益源を分散するヒント

 

  • お客さんを「個人」から「企業向け」に変えて考えてみる
  • 現在提供しているサービスや商品に何かをプラスして価値を引き上げられないか考える
  • プレゼントとしておすすめです、という位置付けで販売できるものがないか考えてみる(誰かのために買う、という状況の方が、お財布のひもが緩みがち)
  • 継続的な支払いプランを用意してみる→これは、同じお客さんに、継続的に何かを買ってもらうことができるかどうか、新しい可能性を模索することを意味します。購入者の分散にはなりませんが、定期支払いにすることで、収益の波をできるだけ安定させることが狙えます。
  • 他のサービスや商品を提供する人と提携してWin-Winになる→例えば、あなたが、リラックス、マインドフルネス用の塗り絵を販売しているとしたら、お客さんは、瞑想に興味があるかもしれません。ですので、ヨガのオンラインコースを販売している人と提携して、お互いに紹介し合うことができます。

 


[mc4wp_form id="8512"]

世界X周生活アカデミー

そもそも世界X周とは?

【世界X周生活】海外旅行を仕事にする旅人

準備編

実践編

 

【3つの柱】コロナ禍だからこそ考える…「旅人はどれだけ収益源を分散すべきか」