【3人体制】モロッコのコロナウィルス入国制限, 動向, 感染者等ニュース最新情報

このページでは、モロッコにおける2020年コロナウィルス関連情報を随時更新しています。これから旅行をしたいという方、いつになったら旅行ができるのかと不安になっている方、そしてモロッコ現地にお住いの方のお役に立てれば幸いです。

ちなみにこの記事は、私以外に2人の方の力を借りて、3人体制で更新しています。随時更新ですので、気になる方はブックマークなどをしておくと便利かもしれません。

具体的には、世界のメディアによるニュースを参考にしながら、できるだけリアルタイムで、時系列を大事にしながら、入国制限、規制、動向、感染者数、モロッコ政府による施策、旅行者が気をつけるべきこと、モロッコの一般市市民の生活を扱います。

まずは、これまでどのような流れをモロッコが経験してきたのか、ご紹介します。

Useful sources: coronavirus pandemic in Morocco

1. モロッコにおけるコロナウィルスの拡大とそれに伴う動向

モロッコの最初の感染者

2020年3月2日にカサブランカにてモロッコ国内初のCOVID-19への感染者が確認されました。1人目の感染者はイタリアに居住しており、2020年2月27日にモロッコへ帰国した、モロッコ人駐在員でした。これが必ずしも「最初のモロッコ国内でのコロナウィルス感染者」とは言い切れませんが「見つかった」のは最初の事例だとされています。

モロッコの2人目の感染者

二人目の感染者は、実は同日中に確認されています。同じくイタリアに居住しており、2020年2月25日にイタリアの都市、ボローニャからモロッコへ帰国した89歳のモロッコ人女性でした。一人目も二人目も同じくイタリアからとのことです。

3月23日時点でのモロッコでの感染者数

2020年3月23日時点で確認されている感染者数は170に達しており、その大半はオーストリア、エジプト、フランス、イタリア、スペイン、アメリカなどの外国からモロッコへ入国した人々で、国内での感染は数名に留まります。繰り返しますが、これはあくまでも「明らかになっている」感染者数です。

3人目〜の感染者

2020年3月2日に最初の2人の感染者が確認された後、2020年3月10日にマラケシュを訪れたフランス人観光客の感染が確認され、モロッコ国内3人目の感染者となりました。同日、2人目に確認された感染者である89歳の女性が亡くなりました。2020年3月11日に、感染が確認されたフランス人観光客の妻と娘も陽性と診断され、感染者数の合計は5人となりました。

さらに、同日、3月7日に呼吸器症状を訴えた60代のフランス出身の女性の感染が確認され6人目の感染者となりました。2020年3月13日には、スペインから帰国した39歳のモロッコ人男性と64歳のフランス人女性、計2名の感染が確認されました。

疑問に思っている方のために補足をしておきますと、モロッコとフランスが切っても切れない関係にあります。元々はフランスがモロッコの植民地でした。その関係が公式に終わりを迎えて、モロッコが独立した今でも（他の多くのアフリカの国々にも言えるように）基宗主国との経済的なつながりは強靭です。飛行機の値段が安く、モロッコ-フランス間は、比較的気軽に移動できます。モロッコ人がフランスに行くためにはビザの取得が必要ですが、モロッコ人にとって、海外旅行の中でフランスという選択肢は非常に「ありがち」で「一般的」なものです。

それ以降の事例

2020年3月14日には、Abdelkader Aamara大臣を含む10名の感染者が確認され、感染者数の合計は18人に達しました。2020年3月15日にはさらに10名がウィルスに感染していることが判明し、感染者数合計は28名となりました。2020年3月16日には、9名の感染が確認され、感染者数合計は37名となりました。2020年3月17日には、フランスから帰国し陽性と診断されたモロッコ人男性が亡くなり、国内2人目の死亡者となりました。同日、新たに6名の感染が確認され、感染者数合計は44名となりました。

2020年3月18日には、さらに10名の感染が確認され、感染者数合計は54名となりました。2020年3月19日には、2人目の治癒した事例が報告された一方、新たに9名の感染が確認され、感染者数合計は63名となりました。

3月20日には、3人目の死亡者が確認され、新たに16名の感染が確認され、感染者数合計は79名となりました。2020年3月21日、00:30には新たに7名の感染が確認され、感染者数合計は86名となりました。同日、19:30には3人目の治癒した事例が報告された一方、新たに10名の感染が確認され、感染者数合計は96名となりました。治癒したのはモロッコ国内の6人目の感染者であったフランス・セネガル国籍の64歳でした。2020年3月22日、10:00には8名、pm12:30には4名、14:30には1名の感染者が新たに確認され、感染者数合計は109名となりました。同日20:30、4人目の死亡者と、新たに6人の感染が確認され感染者数合計は115名となりました。

2020年3月23日11:00に7名、12:30にはさらに12名の新たな感染者が、18:00には2名の感染者と、2名の回復が確認され、感染者数合計は143名となりました。2020年3月24日18:00にモロッコ保健省は慢性的な疾患を持ち免疫力が低下していたオランダから帰国した76歳の男性が亡くなったことを発表し、死亡者数は5名となりました。フキレ・ベンヌ・サラに居住する80歳の女性の回復が確認され、回復した人の人数は合計6名となりました。一方、27名の新たな感染者が報告され、感染者数合計は170名となりました。

モロッコの国境閉鎖

2020年3月13日に、モロッコ政府はスペイン、アルジェリア、フランスとモロッコ間の全ての旅客機、フェリーの行き来を、次回の通達までの間、停止することに合意したことを発表しました。

2020年3月14日には、フライトの停止が適用される範囲は拡大し、新たに25カ国が対象となりました。その適用により、中国、スペイン、イタリア、フランス、アルジェリアのフライトが停止となりました。続いて、モロッコとオーストリア、バーレーン、ベルギー、ブラジル、カナダ、チャド、デンマーク、エジプト、ドイツ、ギリシャ、ヨルダン、レバノン、マリ、モーリタニア、オランダ、ニジェール、ノルウェー、オマーン、ポルトガル、セネガル、スイス、スウェーデン、チュニジア、トルコ、UAE間のフライトもすぐに停止しました。

2020年3月15日にはフライトの停止は全ての国際線に適用されました。

モロッコの学校閉鎖

3月13日に、モロッコ政府は3月16日から次の通達が出るまでの間、全ての学校の休校を決定しました。

モロッコの緊急事態宣言

モロッコ政府は2020年3月19日に、2020年3月20日現地時間pm6:00から効力を発する緊急事態宣言を出しました。緊急事態宣言は2020年4月20日まで有効で、さらに長期間への延長の可能性もあるとしました。これにより、市民は外出時は地方自治体からの許可が必要となりました。ただし、スーパーマーケット、薬局、銀行、ガソリンスタンド、診療所、電気通信企業、その他不可欠なフリーランスの活動は除外されます。

2. 時系列とは別のモロッコでのコロナウィルスに関連する出来事やトピック

第二章では、細かな個別の事柄やトピックを扱います。情報の新鮮さを重要視した細かなニュースは、第三章をご覧ください。

3. 個別のコロナウィルス関連ニュースを随時追加

第三章では、上の基本的な経緯に加えて、そのあとに（または、それと重複する時期に）報道された興味深いニュースを随時ご紹介します。

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Shunya Ohira

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