【実体験】モロッコ渡航のためのPCR検査はこうやればいい

 

【実体験】モロッコ渡航のためのPCR検査はこうやればいい

 

 

2020年12月8日現在、モロッコ渡航のためには、PCR検査を受けて「新型コロナウイルスに感染していません」という証拠を提出する必要があります。12月7日に実際にPCR検査を受けましたので、実際の手順と注意点をご紹介します。

 

詳細へと進む前に、大事なポイントがこちら。

 

  • 高いのでそれなりの覚悟が必要
  • タイミングを完璧にすることがとっても大事
  • 鼻が痛い(個人的にはトラウマ)

 

以上を踏まえた上で、先に進みましょう。

 

病院でPCR検査の予約をする

 

まずは、病院での予約をする必要があります。最近では自宅で実施できるキットもありますが…検査の結果をその場で確認して「よし、感染してない!」となっても、それだけでは不十分です。大事なのは、証明書。感染していないことを示す、公的な書類が必要です。

 

そんな理由から、私は、病院でPCR検査をしてもらうことにしました。選んだ病院は東京にある聖路加国際病院です。普段なら全く縁のない場所にある縁のない病院でしたが、ここを選んだのには理由があります。

 

病院を選ぶ際にとっても大事なことがあります。それが、PCR検査結果について英語での記載があること。日本語の検査結果を持っていても何の意味もありません。

 

日本語ではダメですもちろん、日本語の検査結果を英語やフランス語、または、アラビア語に翻訳してもらうことはできるのですが…それでは、時間がかかりすぎてダメです。ここで注意事項です。検査結果は72時間以内のものでなければなりません。つまり、検査結果を受け取ってから、それをモロッコの国境で提出するまでに72時間しかないのです。

 

PCR検査を“いつ”受けるかが超重要

 

上述のように、時間が鍵を握っています。在日モロッコ大使館に電話して何度も確認しましたが、“72時間”の解釈を間違えないようにしましょう。「検査を受けてから72時間」ではありません。正しくは、「検査結果を受け取ってから(発行日から)72時間(3日間)」です。

 

日本からモロッコへの移動だけで18時間ほどかかることを考えると、のんびりする余裕はありません。そこで私は、飛行機に乗る当日に病院に行って検査結果を受け取ることにしました。1日前でもぎりぎりな気がします(私なら当日にします)。

 

ちなみに、聖路加病院の場合は、受取時間が指定されます。私は、14:00-16:00の間に受け取ってください、と言われました。これを考えると、当日の夕方前の飛行機搭乗は現実的に難しいですね。羽田であっても…かなり怪しいキツキツなスケジュールです。私の場合は、成田から約22:00出発の便なので、なんとかなりそうということで、これにしました。

 

以上を踏まえると…「とりあえず、急いで検査を受けよう!今でしょ!」という発想は誤りです。72時間経過してしまうと、無効となり…もう一度、検査を受けることになります。

 

PCR検査を受けてから検査結果を受け取るまでの日数

 

PCR検査を受けてから何日後に検査結果を受け取ることができるのか。これを把握しましょう。聖路加病院の場合、月曜日に検査を受けたら、検査結果を受け取るのは木曜日。つまり、3日後です。これが、この病院での基本だとは勝手に思っていますが、土日を挟むなど、個別の状況については、病院に問い合わせてみることをおすすめします。

 

特に、今は大丈夫そうですが、海外旅行に出る人が続出すると、定員が決められたり、受取までの日数に変化が出たりする可能性がないとは言い切れません。そもそも、予約が難しくなることは、予想に難くないでしょう。お早めのご予約をおすすめします。

 

PCR検査を受ける準備と流れ

 

予約のしかた

 

予約は電話で行います。電話で「PCR検査を…」と伝えれば、すんなりいきます。数人での予約での場合は「○○さんは14:00で…△△さんは14:30で…」といったような指示を受けることになると思います。この際に、受付番号を個別に伝えられるので、メモしておきましょう。当日、病院での受付の際に必要になります。聖路加病院で診察券がない人は、これを診察券番号のようにして、最初に使います。

 

持ち物

 

      • 先ほどの受付番号のメモ(スマホのメモももちろん可)
      • 身分証明書
      • 予め入力しておいた病院指定の書類(ウェブサイトからダウンロード)

 

当日の流れ

 

当日は、15分前には病院に着いてください、と言われました。実際、30分ほど前に着いたのですが、駐車場が満車でまごつくことに。さらに病院内に入っても、受付を何カ所も「あちらへ行って下さい」の連続で、歩き回り、それなりのカロリーを消費できました。診察券がない状態でしたので、まずは、4(だったと思います)で新規の受付をします。

 

ここで、氏名などの情報を記入します。保険証の提出を求められましたが、私は特になかったのでそれでOKでした。いずれにしても、PCR検査は保険適用外です。

 

次に、診察券が発行されるまで待って、その後、10番へ移動します。ここで体温を計測します。どうやら37℃以上ある人はダメだそうです。もとの体温が高い人は気をつけましょう。私はひっかかりました。暑がりで、厚着をすると、すぐに体温が上がります。そして、案の定、37.5℃でした。受付の人が「ちょっとこれでは…」と尋常でない困り顔(マスク越し)をしたので、15分病院の外で待機して、再挑戦。すると、36.5℃で大丈夫でした。

 

熱のある人はご注意下さい。しかし、不思議なもので…「いや、熱がある人こそ、検査しなきゃダメでしょ」と思ったのですが、みなさんのお考えはいかがでしょうか(本気)。

 

廊下の奥の方にある小さな部屋に入り、そこにある小さな椅子に腰掛けます。おもむろに、お医者さんが綿棒のようなもの(長い)を取り出し、鼻の穴に入れていきます。私はこの時点で「PCR検査は二度と受けない」と言うことになるとは、思いもしませんでした。びっくりするくらい、奥まで入ります。そして、ある地点で、強烈なジーンとした痛みが刺さります。苦手です。涙が出ます。

 

妻と、涙を流しながら、謎の爆笑…。

 

人によっては、一瞬で終わりだと感じるでしょう。私は、ジーンが永遠でした。注射の方がよっぽど得意。唾液の回収くらいだと、高をくくっていた自分に強烈なパンチが炸裂しました。

 

 

 

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